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ブログ レジオネラ検出情報
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埼玉県日高市の入浴施設「高麗の郷」露天風呂でレジオネラ検出[トピックス]
投稿日時:2012/09/16(日) 12:06
日高市は14日、公衆入浴施設の同市総合福祉センター「高麗の郷」の男子露天風呂で を検出し、露天風呂の使用を一時、休止したと発表した。
同市健康福祉部によると、8月27日の定期水質検査で男子露天風呂の湯100ミリリットル中に
情報源: 毎日新聞 2012年09月15日 地方版 10個(CFU)が見つかった(基準値は100リットル未満中10個)。被害はなかった。同センターは13日に高濃度塩素消毒を行い、26日の検査結果を待って再開を判断する。同センターには男子大浴場や女子露天風呂など四つの浴槽があるが男子露天風呂以外は不検出だった。
<NPO 浴衛協よりのコメント>
露天風呂と屋内の浴槽が連通管でつながっていて、ひとつの濾過装置で濾過されている場合があります。このような場合には、連通管でつながっている浴槽とろ過循環配管系統を全て洗浄消毒する必要があります。
なお、連通管については、浴槽が4つありながらも機械室には濾過装置が2台しか設置されていないので、その存在をすぐに推測することができます。
茨城県北浦温泉北浦荘においてレジオネラ属菌検出[トピックス]
投稿日時:2012/09/10(月) 11:49
情報源: 9月5日の茨城県行方市のホームページより
http://www.city.namegata.ibaraki.jp/news.php?code=1674
<NPO 浴衛協コメント>
この施設は、泉質がナトリウム炭酸水素塩泉の温泉を利用しています。 この泉質は、塩素系消毒剤を継続的に利用しているとアルカリ性の傾向が強くなり、その結果、塩素系消毒剤の効果が減少することがあります。
このような泉質の場合には、塩素系消毒剤を使用するときには、pH測定も行い、塩素系消毒剤の効果が維持できるpH値かどうかもチェックするような管理体制をが必要です。
新潟市の日帰り温泉施設から基準を超えるレジオネラ菌が検出される[トピックス]
投稿日時:2012/08/22(水) 12:18
区によると、8月2日に採水した分から基準を超す菌を検出。報告を受けた20日夕から原因究明と洗浄、消毒などで安全を確保するまで2、3週間程度、入浴施設の利用を中止する。現在のところ、健康被害を訴える報告はないという。同温泉施設では年に4回水質検査しており、4月に行った前回検査では異常はなかったという
産経新聞 8月22日(水)配信
<NPO会長のコメント>
この温泉の泉質をインターネットで調べてみると、含硫黄ーナトリウム、カルシウム、塩化物温泉の弱アルカリ性高張性高温泉となっていた。また、ある記事には「4年ほど前に自動塩素投入装置等を設置し、規定の塩素濃度を保つよう日々4回の計測を行い、浴室は毎日清掃して、風呂の湯は週2回交換し、消毒を行っています。」とも書かれていた。
泉質に書かれている硫黄成分が多い場合には、塩素の効果が減衰することがあることと、自動塩素注入のセンサーは通常ではアルカリ性の場合には、正しく動作しないことがあります。また、インターネットに掲載されている現地の写真を見ると浴槽の淵に天板として板が張ってあるようです。この天板と浴槽本体との間にバイオフィルムが発生していて、レジオネラ属菌の発生源となっていることがあるので、この点も点検が必要と思われます。
韓国ソウル市の大型浴場の約半数でレジオネラ菌を検出[トピックス]
投稿日時:2012/07/20(金) 14:09
ソウル市保健政策課では市レジオネラ菌が出てきた建物の清掃と殺菌消毒を指示し、後に再検証する方針となっている。福祉健康室長は"レジオネルラ属菌の予防管理強化のために菌が出てくればペナルティーを科す行政処分基準を新たに作成するように、保健福祉部に提案している。
情報源:朝鮮日報 2012.7.20 (ネット記事より)
<NPO会長のコメント>
私も韓国ソウルの大型浴場にはたびたび訪問している。ソウル市の保健課の担当者に知人の韓国人からレジオネラ問題が無いのかといった質問をしてみたが、その時点では全く問題意識が無かった。実際にソウル市の大型浴場では循環濾過の配管に銅を利用している場所が多く、また、浴場にに入ってみると、塩素臭が強く過剰に塩素添加がおこなわれているようなので、レジオネラ問題は起こらないと思っていた。
しかし、今回の調査で約半数から検出されたということは、配管洗浄などの処置が必要だと思われる。
香港政府の新庁舎、レジオネラ菌検出が相次ぐ[トピックス]
投稿日時:2012/01/11(水) 17:16
<<香港政府新庁舎
香港衛生署の衛生防護センターは5日、金鐘(アドミラルティ)に開庁してまもない香港政府新庁舎の厨房と立法会内の給湯室の蛇口から再びレジオネラ菌が検出されたと発表した。
香港政府のトップ、曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官はこの日、訪問先の上海で、「これまでレジオネラ菌は病院や古い建物内に繁殖すると思われていたが、今回は新築の建物でみつかった。調査チームを早急に立ち上げて原因究明に当たるとともに、今後の衛生検査において、レジオネラ菌を検査の対象にすることを検討する」と述べた。
食品衛生局の周一嶽局長は、新政府庁舎の洗浄と消毒作業を完了したことを報告。また、これ以前に菌が検出された局長事務室のトイレの再検査の結果が週末に出る見通しを明らかにした。さらに1週間以内に約300のサンプルを採取して検査を行う予定を示した。
※情報源: 亜州IP株式会社 中国の統計データ・産業ニュース 2012.1.6記事より
<本部コメント>
中国本土では、ほとんどの水道の蛇口から出る水は飲用不可で、レジオネラ汚染やクリプト汚染の危険性は限りなく高いと思われる。
厨房やシャワーに使われる水にレジオネラ属菌に汚染されていることは非常に問題であるが、まだその危険性や実態は一般市民には情報公開されないていない。この香港の事件をきっかけに、水道水のレジオネラ汚染問題が公になってくることが考えられる。
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