ブログ レジオネラ感染症 発症速報

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足湯施設の25%からレジオネラ菌 法規制の対象外[トピックス]

 written by spa-master 投稿日時:2011/08/01(月) 17:40

2011年7月30日 朝日新聞より

温泉地で人気の足湯を、古畑勝則・麻布大准教授(環境微生物学)が全国125カ所で調べたところ、その4分の1から肺炎などを引き起こすレジオネラ菌が検出された。足湯は公衆浴場法など法規制の対象外。古畑さんは「足を入れるだけで病気になるとは考えにくいが、汚れは望ましくない。足湯の設置者が責任を持って衛生管理すべきだ」と訴えている。

 全国28都道府県の温泉地にある足湯のうち125カ所を2009年から今年までサンプル調査。25%にあたる31カ所からレジオネラ菌を検出した。足湯には衛生管理の基準がないが、銭湯やホテル、旅館の浴場など風呂の水に関する厚生労働省の指針では、レジオネラ菌は検出されてはいけないことになっている。

 125カ所中61カ所では大腸菌群も調べ、11カ所(18%)で1ミリリットルあたり2個以上を検出。最も高い所は120個だった。風呂に関する厚労省指針では、大腸菌群は1ミリリットル中1個以下としている。  


レジオネラ肺炎で80代男性死亡 那覇市内[トピックス]

 written by spa-master 投稿日時:2011/06/30(木) 17:18

 県健康増進課は30日、那覇市内の高齢者入所施設に入所している80代男性が、レジオネラ菌感染による肺炎で27日に死亡したと発表した。

 男性は24日に発熱。25日に呼吸困難などの症状が出たため医療機関で受診し入院。治療中だったが、27日、レジオネラ肺炎により死亡した。感染源は現在調査中。

 同課によると、レジオネラ症とは、レジオネラ・ニューモフィラを代表とする細菌感染症で、劇症型の肺炎と一過性のポンティアック熱の2タイプがある。レジオネラ属菌は土中や河川などに存在する。

 感染経路は、ビルの屋上の冷却塔やジャグジー、加湿器、入浴設備、公衆浴場(循環式)などから発生する水滴などを吸入することで呼吸器系疾患を発症する。病原性は低く、お風呂に入っただけでは感染しないが、高齢者や乳幼児、基礎疾患がある人など、抵抗力が弱い人が発症しやすいという。

 県内のレジオネラ症の報告は過去5年では年間4~10人程度。

(沖縄タイムス 2011年6月30日 より)

海自八戸基地、被災者開放浴室からレジオネラ菌[トピックス]

 written by spa-master 投稿日時:2011/04/01(金) 17:33

2011年3月29日11時24分  読売新聞 より

青森県八戸市の海上自衛隊八戸基地は28日、同基地に避難している被災者に開放している浴室から、国の基準の約7倍にあたるレジオネラ菌が検出されたと発表した。

 同日までに健康被害はないが、同基地は浴室の使用を禁止した。県によると、洗浄が不十分だと菌が大量発生することがある。

 同基地・司令部広報室によると、民間の検査会社が定期検査を実施し、28日に結果の報告があった。避難者にも開放している幹部の浴室から、「100ミリ・リットル当たり菌数10個未満」とする国の基準を大幅に上回るレジオネラ菌が検出された。この浴室は、主に男性の避難者が1日に40人ほど利用していた。湯は循環させて濾過(ろか)し、3日に1回ほどの割合で全面入れ替えしていた。ただ、洗浄剤などは使用していなかった。菌の検出を受け、浴室の使用は中止し、避難者にはシャワー室を引き続き開放する。同基地の体育館には28日現在、115人が避難している。

 県保健衛生課によると、レジオネラ菌は自然界に多く存在する。浴槽にもつき、塩素などでの洗浄が不十分だと大量に発生するケースがある。抵抗力の弱い人が感染すると肺炎も引き起こすとされる。

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