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イギリスでレジオネラ対策として浴槽の洗い方に関するガイドラインを策定[トピックス]
投稿日時:2012/08/07(火) 14:58
http://www.bbc.co.uk/news/health-19097187
今後は、このガイドラインに従ってバスタブが清掃されているか、調査も実施されるようになるようです。
情報源:BBC Health News 8月4日電子版より
<NPO会長のコメント>
日本において、10数年前に浴場でのレジオネラ騒動は、家庭用の24時間風呂がレジオネラ属菌に汚染されているという研究者からの警告を、通産省が電気製品の安全性という見地から問題視したことが発端であった。その後、日本の厚生労働省は、レジオネラ感染症については、その対策の指針を公衆浴場法と旅館業法に属する、いわゆる業務用浴場の問題としてとらえ、保健所が主に公衆浴場法と旅館業法の対象となる浴場施設を監督指導してきた。
一方、家庭のお風呂の衛生管理面を考えると、日本ではほぼ全家庭にお風呂があり、業務用浴場の衛生管理指導とともに、家庭風呂についても国民の生活衛生の保全という面では、せめてこのようなレジオネラ対策に関する情報提供は必要なのではと思える。
ちなみに、英国の健康保護庁(HPA)は、一般人の健康管理に関する総合的な情報を提供している政府関連機関で、英国政府の厚生省にも、情報提供している機関です。日本では国立感染症研究所が近い存在と思えるが、家庭のお風呂のレジオネラ汚染の問題については、適用される法律がないということか、あまり家庭のお風呂のレジオネラ対策の研究が行われていないというのが実情です。
長野県松本市の入浴施設でレジオネラ菌検出[トピックス]
投稿日時:2012/07/27(金) 11:43
長野県松本市は25日、同市里山辺の日帰り温泉施設「ふれあい山辺館」の女子露天風呂から、公衆浴場の水質基準値を超えるレジオネラ菌が検出されたと発表した。男女露天風呂は同日夜から利用を中止した。
医療機関でレジオネラ菌に感染したと診断された男性が施設を利用していたことから、松本保健所が18日、男女露天風呂と内風呂の検査をしたところ、女湯露天風呂で基準値を上回った。
男女露天風呂は同じタンクで滅菌処理をしているため、基準以下の男子露天風呂も利用を中止する。内風呂は営業を続ける。今後、露天風呂の清掃や洗浄をし、再検査する。
レジオネラ菌に感染するとせきや発熱などの症状が出て、重い場合は肺炎になる。この施設では2008年6月にも男内風呂で基準値を超える菌が検出され、休館した。
情報源:【中日新聞】(2012年7月26日) 【朝刊】【長野】
<当会 会長のコメント>
この施設では、6月のレジオネラ検査で陽性だったが、その後の処置と再発防止の対応が不備だったことから、患者の発生という事態を招いた事例となってしまった。検査結果は浴場の衛生管理状況が正しく行われているか否かの指針であり、レジオネラが検出された時には、経験あるアドバイザーの助言を受けて、適切な対処をして欲しい。
韓国ソウル市の大型浴場の約半数でレジオネラ菌を検出[トピックス]
投稿日時:2012/07/20(金) 14:09
ソウル市保健政策課では市レジオネラ菌が出てきた建物の清掃と殺菌消毒を指示し、後に再検証する方針となっている。福祉健康室長は"レジオネルラ属菌の予防管理強化のために菌が出てくればペナルティーを科す行政処分基準を新たに作成するように、保健福祉部に提案している。
情報源:朝鮮日報 2012.7.20 (ネット記事より)
<NPO会長のコメント>
私も韓国ソウルの大型浴場にはたびたび訪問している。ソウル市の保健課の担当者に知人の韓国人からレジオネラ問題が無いのかといった質問をしてみたが、その時点では全く問題意識が無かった。実際にソウル市の大型浴場では循環濾過の配管に銅を利用している場所が多く、また、浴場にに入ってみると、塩素臭が強く過剰に塩素添加がおこなわれているようなので、レジオネラ問題は起こらないと思っていた。
しかし、今回の調査で約半数から検出されたということは、配管洗浄などの処置が必要だと思われる。
熊本県・菊陽町の温泉施設でレジオネラ検出[トピックス]
投稿日時:2012/07/10(火) 13:36
※施設側の発表より
http://www.sanfurea.co.jp/legionera.htm
鳥取県でレジオネラに関わる条例の改定で、パブリックコメント募集中[トピックス]
投稿日時:2012/07/10(火) 13:20
鳥取県で、旅館業法施行条例、鳥取県公衆浴場法施行条例の一部改正に係るパブリックコメントの募集が行われています。
応募期間は、平成24年7月2日(月)から7月27日(金)までです。
改定の概要は;
現行の条例では、旅館施設・公衆浴場施設共に、定期的に水質の自主検査をすることが義務づけられていますが、多くのレジオネラ症発生原因(又は疑われる)施設において、検査が未実施であることが判明しました。 これを踏まえ、現行の条例で 「自主検査の結果、レジオネラ属菌が陽性の場合のみ県に報告すること」としている基準を、「検査結果にかかわらず県に報告」する制度に改正し、検査状況の実態を把握できるようにする。
【2.浴槽の換水頻度について代替措置を規定】
現行の条例では、旅館施設・公衆浴場施設共に、「浴槽を毎日換水・清掃すること」が義務づけられていますが、温泉を利用した施設等で、湧出量が少ないため本基準を満たすことができず、適切な衛生管理が出来ない施設もあることから、浴槽の毎日換水を原則としつつ、施設の実態上困難な場合は、薬剤による消毒などの代替措置を講じることも可とする制度に改正する。
詳しくは、下記の鳥取県のホームページをご参照ください。
http://www.pref.tottori.lg.jp/193868.htm
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