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レジオネラ肺炎で80代男性死亡 那覇市内 [レジオネラ感染症 発症速報]

投稿日時:2011/06/30(木) 17:18

 県健康増進課は30日、那覇市内の高齢者入所施設に入所している80代男性が、レジオネラ菌感染による肺炎で27日に死亡したと発表した。

 男性は24日に発熱。25日に呼吸困難などの症状が出たため医療機関で受診し入院。治療中だったが、27日、レジオネラ肺炎により死亡した。感染源は現在調査中。

 同課によると、レジオネラ症とは、レジオネラ・ニューモフィラを代表とする細菌感染症で、劇症型の肺炎と一過性のポンティアック熱の2タイプがある。レジオネラ属菌は土中や河川などに存在する。

 感染経路は、ビルの屋上の冷却塔やジャグジー、加湿器、入浴設備、公衆浴場(循環式)などから発生する水滴などを吸入することで呼吸器系疾患を発症する。病原性は低く、お風呂に入っただけでは感染しないが、高齢者や乳幼児、基礎疾患がある人など、抵抗力が弱い人が発症しやすいという。

 県内のレジオネラ症の報告は過去5年では年間4~10人程度。

(沖縄タイムス 2011年6月30日 より)

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