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レジオネラ症で男女7人が入院 盛岡の銭湯利用者 [レジオネラ感染症 発症速報]

投稿日時:2015/05/27(水) 11:20

盛岡市保健所は25日、同日までに同市内の50~80代の男女7人がレジオネラ症を発症して入院し、患者全員が利用した同市向中野7丁目の「銭湯 岩手山」の浴槽水、シャワー水などから最大で基準値の600倍のレジオネラ属菌が同日検出されたと発表した。

 同施設は4月24日にオープン。5月14~25日に、市内の医療機関から市保健所に相次いで同症発生届け出があった。発熱や肺炎などの症状があり、全員が入院中という。

 市保健所は15、18両日に立ち入り検査を実施。19日に営業自粛を要請した。25日に基準値を上回る菌を検出したことから、市保健所はあらためて施設設備と管理方法の改善が確認されるまで営業を自粛するよう要請した。

 レジオネラ症はレジオネラ属菌に汚染された水しぶきなどを吸い込んで感染する。抵抗力の弱い高齢者や乳幼児が感染しやすく、肺炎や発熱の症状が表れるが、人から人へは感染しない。潜伏期間は2~10日間で、5月中旬に利用した人がいるため新たな発症の可能性がある。市保健所は同施設を利用後、症状が出た場合は医療機関を受診するよう呼び掛けている。
 

岩手日報 2015/05/26 記事より

続報として、市保健所は6月2日にレジオネラ症の発症者数は12名と増加され、うち70代男性が死亡するという痛ましい事故になりました。
 
市保健所は同施設の検体由来の菌株と患者由来の菌株について、PFGE法による遺伝子検査を実施した結果、両者の遺伝子パターンが一致したことを確認したことから、原因施設と判断しました。同施設は、5月19日より営業自粛をしていましたが、6月1日に公衆浴場法に基づき60日間の営業停止を命令しました。

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